大きな一番星、天沼寿子さんを悼む
2012年 10月 14日
天沼寿子さん。。。一昨日10月12日永眠されました。。。
「カントリーモール デポー39」を主宰され、
日本に本物のカントリーインテリアをもたらした方、
それまでのものの価値観を一掃し、本物のアンティークのよさを広めた方、
アンティークは日々の生活の中で使ってこそ光る、どんな使い方であってもその美しさは本物だと発信し続けた方。。。
私が毎日の子育てで精いっぱいだったころ、
当時のインテリア雑誌「ミセスリビング」に掲載されたものを中心に「私のカントリー別冊」としてこの本が出版されました。。。
欠けたティーカップやさびたほうろうには野山で摘んだ花を活ける。。。
小さな木靴、くすんだガラス、かけた陶器やほうろう。。。キッチンスケール、レース、ボトルやマーマレードやミートのジャー。。。
アンティークの持つぬくもり感は身近に置いてみるとわかります。。。
身近な場所で、実際にどんどん使いまわすことこそ、アンティークの楽しみ方だと。。。
何故かずっと心に残っている天沼さんの言葉。。。「目を肥やすにはたくさん見て少し買うこと」
確かにアンティークショップに足しげく通って見ていれば、どこの国のいつのころのものかだいたいわかるようになった気がします。。。そしてお値段も見当がつくようになって、これは買えそう、とか絶対無理、とかも。。。笑
今ではハンドメイドの常識になっているステンシルも天沼さんが広めたものです。。。
そして、ドライフラワーを飾る習慣があまりなかったこの国で、本当のドライフラワー作りを求めてたどり着いた山梨県に建てられた別荘の風景が、今の私が求めるインテリア&ガーデンのイメージそのものだと言えるのです。。。
天沼寿子さんは本物をアメリカから日本に持ち帰ってこられた大きな一番星でした。。。
その星を中心に毛塚千代さん、青柳啓子さんなどがカントリーインテリアにDIYを取り入れ、さらに広め、発展させてこられ。。。
現在、「私のカントリー」や「come home!」だけでなく、イベントなどでも活躍中の佐藤貴予美さんや久米真理さんなど、新しい世代の星が生まれてきているのだと思います。。。
天沼さんのお人柄に直接触れさせていただく機会は残念ながらありませんでした。。。
一度だけ、「デポー39」で接客されているお姿を目にしたことがありましたが、当時の私はお声をかけるどころか、恥ずかしくて目を合わすことさえできず、ドキドキしながら黙ってベニバナとユーカリのドライフラワーだけ買って帰った記憶があります。。。
ふと考えると目頭が熱くなります。。。
きっと天国でターシャ・テューダーさんに会われているのでしょうか。。。
天沼寿子さん、有難うございました。。。
永遠に安らかに、ご冥福をお祈りいたします。。。
「デポー39」天沼寿子の始めませんか?アンティークのある暮らし☆
アマゾンで扱っているようです。。。
よろしければお手に取ってみてくださいね。。。
ちなみに。。。
昨日作り始めた扉が完成しましたよ♪
ほんの少し、どうでしょう^^♪
読んでいただいて、本当にありがとうございました。。。
marimama♪
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